本日リリースされた Progression 3.1.92 及び Progression 4.0.1 RC1 から、Progression のライセンス形態が変更されました。
以前までは条件付き MIT License として運用してまいりましたが、今後は以下の独自ライセンスとしてご提供させて頂きます。
今回のライセンス変更にあたって重要視したのは以下の点です。
「無料で提供すること」
Progression で実現しようとしているのは、Flash クリエイターの活躍の場を増やすことです。
従来までは Flash 単体でしか実現できないことが多かったため、Flash のネガティブな面について開発サイドで語られることはあまりありませんでした。しかし、HTML5 や AJAX など今まで Flash が必須だった分野が置き換えられている現状があります。もちろん全てを Flash 化する必要はないので、技術については適材適所で選択すればよいですが、開発のしやすさ(立ち場毎によって要件は異なりますが)についてのアドバンテージは Flash が数段上だと考えています。ユーザーが良いと思えるコンテンツであることはもちろんですが、それは制作環境とトレードオフとするべき価値感ではありません。「制作者にとって良い環境があり、かつユーザーにとって良いコンテンツが生まれる。」という状況がもっとも目指すべき状態だと思います。しかし、今までは業界的にも Flash の持つアドバンテージに甘えて、ネガティブな面にあまり向き合ってこなかったことは事実です。「ディープリンクが使えない」「履歴が使えない」「右クリックが使えない」などは、Flash 3 の頃から言われ続けてきた問題です。企画の内容的に Flash でやるべきだが、ネガティブな部分がネックとなって廃案、または他の方法で無理やり実装というのでは誰も幸せになりません。
この問題を解決するには、それらが実装できるレベルの技術者だけが対応しているだけでなく、ほぼ全てのコンテンツが対応しているという状況を作ることで、ユーザーの認識を変える必要があります。単に Progression を維持・管理していくという面だけを考えるのであれば、有償化という方向性もありました。しかし、それでもあえて基本無料という方針を維持しようとしているのは、上記の目標を達成するには「購入しているユーザーだけが対応」ではなく「無料で提供し全てのユーザーが対応」できる環境が必要だと考えているためです。Flash を必要としている場で、何の弊害もなく Flash が使えるということは、Flash クリエイターひいては Flash 業界の活性化にも繋がると信じています。
「安心・継続して使える体制を整えること」
フレームワークを使うことで開発負荷を下げることはできますが、それはもちろんフレームワークの使い方を理解した上での話です。使い方を理解するには、そこに学習コストというものが発生することになります。フレームワークが安心・継続して使えないということは、常に新たな学習コストが発生する不安を抱えながら開発しなければならないことを意味します。そのような状況で良いコンテンツは生まれません。
しかし、安心・継続を維持するには、当然その作業を行う人間のコストが発生します。本体を有償化することも一つの方法ですが、今回は無料を前提としているため、他の方法を考えなくてはいけません。広告費や寄付など、いくつかの方法がありますが、Progression 自体すでにかなり大規模なプロジェクトとなってしまっているため、その維持にはもう少し確実なビジネスとしての体制を整える必要があります。そこで「権利表記」のリンクというご協力を頂いている方には無料で、何らかの都合により「権利表記」の除去が必要な場合には有償という形でご協力いただく方式として変更させていただきました。
※有償ライセンスについては、別途「有償ライセンスサービス」をご覧ください。
※ライセンスに関するご質問については、「お問い合わせ」よりお送りください。
今後とも Progression をよろしくお願い致します。
[...] Progression 4.0.1 RC1 リリースノート ※ライセンスの変更に関する詳しい情報については、「Progression のライセンス変更について」のエントリーをご確認ください。 [...]